あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2024年がもう二週間経過しようとしていてヤバすぎますが、遅ればせながら2023年良かった曲振り返りをやろうと思います。
本当は2023年リリースの10曲、2023年より前リリースの10曲、計20曲にしようと思っていたのですが、去年かなり合成音声関連のいろいろがあったので(あと20曲はマジできつすぎたので)2023年リリースに関しては非合成音声系と合成音声系をそれぞれ10曲ずつ紹介します。合計30曲です(嘘で、関連曲とかこつけて全然30曲より多く紹介しちゃってます)。
良い曲の基準ってめちゃくちゃあると思うのですが、今回(も)マジで選ぶの難しすぎて、最後は自分の曲作りで影響を受けた度合いを結構重視しました。あと関連曲として紹介できるから外すか……みたいなのもあります。誰にも頼まれていないのに勝手に曲数制限をかけ、勝手に苦しんでる(しかしこの苦しみが己を成長させると思うので、積極的に苦しんでいきます)。
最後にプレイリストなど貼っておくのでそちらもご活用ください。曲数制限なしのやつも貼っておきます(ところでマジでぐわ~~~っと思い出した範囲なのでマジで漏れだらけな気がする(単に聴こうと思って聴けてないやつも多分いっぱいある)(あと人から教えてもらってその場でいいな~と思ったやつを忘れてるパターンも結構ある気がする))。
2022年版もあるのでこちらも是非。2022年良かった曲まとめ - コサメガのブログ
2023年リリース(非合成音声)
OMG - NewJeans
1月リリース。K-POPって、いかつかったり重ためだったりするダンスミュージックのイメージだったんですが、こちらはシンプルな構成でスタイリッシュ。furebass?chill trap?トラック自体はひと昔前の質感な気はするんですが(嘘かも)K-POP文脈に落とし込まれて完全に新しいものになってて凄い。
Xかyoutubeのおすすめかでこの動画を知り、ドはまりしました。学生が休み時間にたわむれに撮った動画のつなぎ合わせ的なバイブスと、K-POP的な(?)キレのあるフォーメーションダンスがちょうどいい塩梅でマジですごい。ビジュアル的にも強さ・豪華さを押し出すというよりはガーリーな(?)感じで、これも新鮮な気がする(ここら辺に関してはマジで何も分からないのであれ)
7月に出たEPも完成度高すぎて脱帽。めっちゃソリッド。
君島大空 - ぬい
1月リリースのアルバム『映帶する煙』から。マジでアルバム全曲良いので明日書いたら別の曲を選ぶ気もしますが今の気分はこれ。質感としてはドライめで楽器構成も比較的シンプル。その分メロ、コード、歌詞、歌の良さが際立ってる気がします。後半にいくにつれてオケが豪華になっていく展開も染みますね。個人的な話ですが、この曲でペシッって感じのスネアが好きになって自分の曲で使うようになりました。
君島大空さん9月にもアルバムを出しており、凄すぎる。その中だとこの曲が一番くらいました。
Underbelly - Shot Up Overnight
1月bitbirdからリリース。エレキギターの刻みからdnb的なビートに。ドロップで音数減るの気持ち良すぎますね。1:51辺りからノイズ的な音が入ってくる展開がめちゃくちゃ好き。それだけでも最高なのに2:17からでっかくなってもくれる。最高過ぎ。こういう歪ませ方あこがれちゃう。
Skrillex, Missy Elliott, & Mr. Oizo - RATATA
2月リリース『Quest For Fire』から。こちらもマジでアルバム全曲良いので明日書いたら別の曲を選ぶ気がしますが今の気分はこれ。Skrillex、マジで『Bangrang』とか『First Of The Year』とかのMVを遥か昔にyoutubeで見てたのと2021年の『Supersonic』を聴いてたくらいだったので、1月に『Rumble』聴いてぶったまげました。必要最低限というか、とにかくソリッドな(?)ダンスミュージックという感じ。あとは『XENA』も大好き。この路線でアルバム出るっぽいとなって、めちゃくちゃワクワクしてたのを覚えています。『RATATA』も必要最低限でソリッド。なんでこんなにかっこいいんだ……。
S.Murk - High On Life (And Drugs)
3月リリースの『SSBB005』から。こちらもマジでアルバム全曲良いですが、今回に関してはこれが一番好き。執拗に繰り返される声ネタ。軽快なビート。ビートのパターンでたくさん展開作ってくれるのが嬉しい。あと音がかっこいい。カリカリしたドラム、憧れちゃう。
もともと2022年末くらいから複雑なdnb(?)が好きということを周りに言っていて、教えてもらいました。複雑というのはキックとかスネアとが多かったり表裏がやたら入れ替わったりするやつです。こういう曲あったら無限に教えて欲しいです。
PAS TASTA - river relief ft. 崎山蒼志
3月リリースの『GOOD POP』から。サウンドギーク6人によるJ-POPプロジェクトはもはや説明不要かも。こちらもマジでアルバム全曲良いので(マジで!)明日書いたら別の曲を選ぶ気がしますが今の気分はこれ。namahogeさんによる「せせらぐドラムンベースと滝壺のような808が交錯する大河的ポップチューン」というのが本当に言い得て妙。きれいなピアノ、軽快なビート、特大808が合わさるの凄すぎる。後半のエレキギター地帯も最高過ぎ。
2023年は本当にPAS TASTAでした。5月のリリパに行ったのですが、マジで今までの人生で楽しかった瞬間暫定一位といっても過言じゃないです。10月に出たリミックスアルバムも最高でした。毎回言ってますが、PAS TASTAが次も何か凄いことしてくれそうというのが明確にデカイ生きるモチベとなってます。マジで要チェック。
Tomggg & ena mori / いちごミルク
4月リリース。全体的にハッピーで楽しい雰囲気だけど、ベースもビートもガチ。マジでかっこいい。めちゃくちゃ楽しいかつめちゃくちゃかっこいいというのはかなり難しい気がしてマジですごい。「それやばくね?」「みんなで、相談しよう、そうしよう!」などのフレーズが頭に残ります。1:40あたりからの歪んだ笛?めちゃくちゃかっこいい。
12月リリースのDaokoさんとの曲も最高でしたね………。
Tomgggさん曲って明らかにTomgggさんの曲なのに、毎回新しいアプローチを見せてくれる感じがあって本当に毎回わくわくします。
Mr. Bill - Not Behd (Culprate Remix)
4月リリース、Mr. Billのリミックスアルバム『Phantasmagorical』から。これも全曲ヤバいですが、これが一番好き。BPM80台のノリからどんどんビートがガチャガチャしだして倍になる展開が最高。ビートで魅せる展開がかっこいい。ベースもかっこいい。全部かっこいい。どうやったらこれになれますか?
全部ヤバいですが、もう一曲上げるならvoljumのRemixがヤバすぎる。
諭吉佳作/men - Youth
7月リリースの『・archive:EIEN19』から。こちらも名盤。ところでこの曲が好き過ぎる。10代最後のリリースという文脈や、アルバム名から10代がテーマだと思うんですが、この曲は直球で若さについて。
トレーニングなんだと思ってた
本番が何かはわからなかった
歌い出しからもう苦しいですね(良すぎ)。マジで全歌詞引用したいくらい好きなのでとりあえず聴いて欲しい。
この気持ちは本物だと思っていい?
これも誰かが決めたことなのかな
だって。どうする?
諭吉佳作/menさん特有のメロ回し?がある気がして、リズム的にも三連符、語りとラップの間など、マジで変幻自在のボーカルで凄すぎる。
MVが二種類ありどっちも超良いのですが、個人的にはこっちの本人が作ったバージョンが好きです。
感情の動かされ度合いで言うと2023年で一番の曲かもしれません。
Midnight Grand Orchestra - Blackhole Dancehall
12月リリースの『Starpeggio』から。去年『Overture』とかいう大名盤を出し、この後どうするの?と思ってたのですが、まさかの2023年にアルバム出ておったまげました。こちらも全曲ヤバいですが、個人的にはこの曲がぶっちぎりで好きです。
イノタクさんの曲のサウンド面の好きな部分として、アコースティックなドラム、エレキギター、エレキベースとクラブミュージック文脈のシンセやドラムの塩梅があるんですが、この曲はかなりはっきりとその対比を聴かせてくる曲だなと思いました。0:55あたりまではアコースティックなドラム、ギターのカッティング、ベースのスラップなどで魅せてくる展開にきこえて、音像としてもルーム感?がある気がします。ジャズのドラムソロを聴いてるときのじわじわ盛り上がっていくやつ?も感じます。音の幅狭めてほぼモノラルにしてから0:55~のドロップで一転電子音全開で広がったベース聴かせる展開、気持ち良すぎる。ドラムがセンターでかなりはっきりした音像になるのもかっこいい。こういうグルーヴの曲ってどういうジャンルなんだ(あんまり聴いたことない感じでめちゃく好き)。ピアノとギターのソロ回し?もかっこいい。あともう当たり前すぎて忘れがちなんですが星街すいせいさん歌うますぎる。かっこいい。
マジで凄すぎて今度こそどうするの?って感じですが、きっとまたヤバい曲を出してくれるんでしょう(楽しみ過ぎ)。
2023年リリース(合成音声)
お柴鉱脈 - ポスト feat.裏命
1月リリース。アコギやピアノなどのアコースティックな音と、電子音のバランスが最高です。ビットクラッシュ(?)された音像もめっちゃ好きです。メロもめちゃくちゃ好きで、最後のサビのメロ回し、跳躍気持ち良すぎる。
街とか生活とかを連想する歌詞だと思うんですが、単にそれにとどまらないユーモラスなフレーズやかっこいいフレーズがちりばめられていてめちゃくちゃ好きです。
向こうの川辺でブチギレる犬
桜の落ち葉を鳴らして歩く
生まれ変わる交差点に花を置く
地面だけ見ててもおもしろい
「話をしようよ」とプリミティブな願望(?)が繰り返される歌詞が印象的ですが、それ以外の部分の情景描写などがあってのものなので、深みというかグッとくるものがある気がします。
いよわ - 一千光年
3月リリース。ボカコレ2023春曲。マジでくらいました。いよわさんみとして、破壊的なハーモニーやノイジーな音を挿し込みながらメロはまっすぐというのがあると思っているのですが、この曲もまさにそう。
poter robinsonが日本の音楽の好きな点をしゃべっているインタビューがすごく好きでずっと念頭においてるんですが、まさにこれと同じようなフィーリングを感じました。
ポーター:何かを切望する気持ちや、希望、憂い、喜び、悲しみ、生、死がすべてひとつにまとまっているようなフィーリング——高木正勝さんの音楽と日本のエレクトロニックミュージック、ボーカロイド音楽、アニメソングのあいだに表現されているような感情を言い表すならこういうことかなと思います。
僕はこの感覚について、とくに自分の音楽について語るとき、「希望に満ちた / 希望的」と表現するときがあります。なぜなら「希望」という言葉には、人生の憂いや悲しみへの理解があると同時に、「きっとすべてがうまくいく」という願いや信念が含まれていると思うんです。思わず涙が出そうになるようなフィーリングです。それは生きていくうえでのすべての感情をひとつにしたもののように思います。
アニメに電子音楽 日本のカルチャーとポーター・ロビンソンの蜜月 | CINRA
Happy -Sadってやつかも。
昨日新しくした靴も
すぐに ほつれちゃうから 愛しいんだ
生きていても
死んでいても
どっちでもいいんだよ
愛があるだけ
恋焦がれても 触れられるのは
夢の中だけ
だから
新しいことを言って
それアリって思えるような
未来を
君は
超ロングトーン、初音ミクが一筆書きしながら画面右へ走っていくMV、右から左へ流れていくコメント、全てがかみ合ってて凄すぎる。愛があるだけ。
個人的な話ですがこの曲を聴いて勇気をもらい、ボカコレ夏頑張れたという話があります。
濁茶 - 網膜は銀幕 人はみなシネマ
3月リリース。ボカコレ2023春曲。アップテンポなビートにカラフルなコード進行に親しみやすいメロ。技巧的なコード進行や展開がありつつ、こんなにも親しみやすさを感じられるの凄すぎる。差し込まれるFXや掛け合い的なフレーズもめちゃくちゃ楽しい。
そんなポップで親しみやすい曲でありつつも、明確に人生とか幸せとか、社会とか大人とか、かなりシリアスで根本的な問題を歌っているようにも聴こえそのバランスがめちゃくちゃツボです。
個人的に「吹き替えられぬ記憶」っていうフレーズがめちゃくちゃ刺さりました。
映像何も分からな過ぎてあれなのですが、MV凄すぎる。2Dのイラストと3DのCGと実写の融合はそれ自体としてめちゃくちゃクオリティ高くておもしろいと思うのですが、「網膜は銀幕 人はみなシネマ」という曲名・コンセプトや、ボーカルが合成音声であることなどともマッチしている気がして、その点も凄いと思いました。
ごはんと初音ミク - ソング02
3月リリース。ボカコレ2023春曲。ポストミック?鳴ってる音全部良くてすごい。マジでこれになりたい(どうすればいい?)。ポストロック的なサウンドに初音ミクの声、街(?)を映したMV。目の前にあるものから幸せに至る。あるいは目の前にあるものそれ自体が幸せ?聴いてくれって感じですが、展開も凄すぎる。
米粒ほどの幸せじゃさ、
わからないこと、
あまりに多くて。
山盛りの夢、
唇に触れたら!思い出すのさ・・・
ペコペコなことを!ぐう
ぐう。
アリムラさんのこのツイートを思い出し(というか常にこれを念頭に置いてあらゆる曲を聴いていると言った方がいいかもしれない)まさに「身近なものに目を向けて、気持ちは遠くに飛ばす」だな~と思いました。
描写する物事の範囲のデカさと気持ちを飛ばす距離の4象限で音楽捉えるみたいなので、身近なものに目を向けて、気持ちは遠くに飛ばすのがパソコン音楽クラブの妙であったが、3rdはそれの極地みたいな内容だったと思います
— アリムラ (@Arimuri) 2021年10月12日
さめこうもり - ストリーミング・ドリーミング
4月リリースの『cakes』から。マジで全曲良いですが今の気分はこれ。swingしてるアップテンポな曲。キャッチーなボーカルメロに、絡みつくようなブラスとストリングスの掛け合いが最高。
本当に歌詞が好き過ぎる。ストリーミングサービスなど、ネット上に音楽が無数にあり、アルゴリズムによって最適化されている現代における音楽消費・制作について言ってる歌詞だと思うんですが、それを航海になぞらえながら肯定的に書いてるの本当にうますぎると思います。
荒れ狂う波に
乗り掛かった船の運命に
その身を任せて何気ない暮らしも
気になるお菓子も
コンテナに詰め込んで震える手を落ち着かせたら
いざ 左クリックで始まるVoyage
Take off!アルゴリズムの波に乗っかって
君のもとまで会いに行くよ
突拍子もないこと 思いついたら
さあ カメラに向かって
ほら 123
ストリーミング・ドリーミング
無駄でカオスが大好きだった
昔の僕に会いに行くよ
簡単なことじゃない
あの日受け取ったキャンドルの火が
消えないようにもうちょっと
「簡単なことじゃない」という一行に作り手の誠実さを感じました。
ueil feat. 夢ノ結唱 POPY - LC
6月リリース。ueilさんのノイジーな(?)音像、チリチリっていうグリッチ?めちゃくちゃかっこいい。大盛り上がりする感じじゃない抑え目なサビがめちゃくちゃクール。かっこよすぎ。
∄∄∄∄∄ - ∄ Nascence ∄
8月リリース。Xでも同じこと言いましたが、サウンドデザインとか展開とか映像とかが過激で(?)すごいから、いい意味でそのまま気持ち良く聴き流せる曲だと感じる一方で、歌詞からは生身の作り手の熱みたいなものをかなり感じてそれがめちゃくちゃ刺さりました。それでいてメロとかはかなりボカロ文脈(って何?)にきこえて、最後の転調もまさにボカロ文脈(って何????)にきこえて親しみやすさも感じます。歌詞もボカロ文化全体のことを言ってるようにも読めて好きです(「僕らの」と言ってくれていて、俺も……!という気持ちになる)。
いよわ - 一千光年 (Kabanagu Remix)
凄すぎ。大胆な展開・アレンジと繊細な展開・アレンジの対比がとても強烈で好きです。全部凄いのですがあえて言及するなら1サビの低音の部分があんまり聴いたことないアレンジで「そうなるの!?」と思いました(かっこいい)。こういう大胆なことって原曲っていう強烈なフリがあるからこそできるものな気がして、それを生かし切った大名曲だと思います。MVも凄すぎる。人生で観てきた映像の中で一番脳汁出たかもしれない。
原口沙輔 - 人マニア
8月リリース。ヤバいサウンドデザインにキャッチーながらも気持ちよく外してくれるメロ、印象的な声ネタ、頭に残る歌詞、それらが全部かみ合って相乗効果もうまれててるようにきこえます。MVもおもしろい。流石に凄すぎる。
Saku, タチマナユ & すずめのめ – reconnect
オンラインコミュニティFORM主催の24時間で曲を作る企画「All Nighter Vol. 8」から。2023年、合成音声曲を例年比多く聴くようになって、Saku、タチマナユ、すずめのめ、それぞれを個別で知ってすげ~~~~と思っていたところ、この三人のコラボ曲が投下されてたまげました。エレキギターと電子音の塩梅が最高。ドロップのグルーヴ気持ち良すぎる。
それぞれのソロもヤバいのでマジで要チェックです。
2023年より前リリース
放課後ティータイム - GO! GO! MANIAC
アニソン・キャラソン特有のヤバいエネルギーってある気がして、一番ヤバい曲何だろうなと思っていろいろ思いだしてた時期があったのですが、一番ヤバいのこれでした。
Xでも言ったのですが全体的に譜割がヤバい。
Bメロ~サビのここの歌詞のはめ方ヤバ過ぎる。
— コサメガ (@kosamega) 2023年10月31日
ここに限らず全体的に英語っぽくきこえる日本語と日本語発音英語が混ざりあってカオスだから「エンジョイ/楽しんだもんが勝ち」が相対的に聴きとりやすくてパワーがすごい。言ってることの説得力もヤバい。 pic.twitter.com/s7YmBzF4ST
全然ちゃんと育ててないですがヤバいアニソンはここら辺です(今見ると、2017年あたりが一番アニソン聴いてたからか、そこら辺で流行ってたり名曲扱いされてたりする曲が多い)
羊文学, 蓮沼執太フィル, 蓮沼執太 - マヨイガ
2021年にも2022年にも聴いてたっぽいのですが、2023年に改めてヤバいなとなったので。原曲も当然最高なのですが、個人的に蓮沼執太さんアレンジのこのバージョンがめちゃくちゃ染みます。羊文学の優しくも強い曲(?)に蓮沼執太さんの管楽器や弦楽器などの編曲が合わさって最強になってる。「蓮沼執太がコンダクトする、総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ」ということで、オーケストラというとめちゃくちゃ壮大なイメージがあって、ある種の取っつきにくさを感じてしまうのですが、蓮沼執太フィルはいい意味でこじんまりとした印象というか親しみやすさがあってめちゃくちゃ好きです。
命よどうか 輝きをやめず
これからの奇跡を全部、
ぼくらに照らしてください
です。
蓮沼執太フィルに塩塚モエカさんが参加しているこの曲も最高で、一番いい曲の一つだと思っています。
overused - poolsiders!!!
ロックのサブジャンルマジで良く分かってないのであれなのですが、轟音ギターにドラムがかっこよく歪んでる曲。ベースもいかつい。特にハイハットが殺人的ですが、こんぐらいやってる方がかっこいいし、曲全体のコンセプトにもマッチしてると思います。
歌詞について何か言おうかと思ったのですが、もう聴いてくれという感じなので一番の歌詞全部引用しておきます。ぼくらには……
何が残った? 胸にも仕舞わないで
10月のプールみたいに濁った記憶に
気づかないふりをして取り繕って
瞬きの間に忘れる術を
覚えてしまった
一瞬を切り取る水面はもう写らない
嘲笑うようにシャッターは
指をかけてもいないのに落ちるんだ
ぼくらには飛び
込めない魔法がかかっているんだ
プールサイダーズ!
どこまで逃げれば(あるいは?)
後悔が濡らす夏を抜けるのか?
怖くてもいい
そんなのはわかっているって耳を
塞いだ
体温はやがて(溶けて)
暑さに見失ってしまうから
身体は冷たい水の中の夢を見ている
完全に言いたいだけなんですが、Parannoulの『To See the Next Part of the Dream』を連想しました。ついでに一番好きな曲貼っておきます。
ASIAN KUNG-FU GENERATION - 新世紀のラブソング
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』を観てまんまとハマったというのと、友人がカバーやってたのとでアジカンをちょっと聴いてたのですが、これが好き過ぎてこればっかり聴いてました。とにかくドラムがかっこいいなというのが第一印象です。かなりループ感が強くて、じわじわ盛り上がっていく展開がイケてます。「生活は続く 生活は続く」「世界は続く 何もなかったように」と、僕(ら)と世界が無関係に続いていくという歌詞にもマッチしてると思います。
2:30くらい一つのループでやり切った後に来る展開が最高です。
覚めない夢とガラクタ商品
背負い込む僕らのアイデア
冴えない詩の如何様ストーリー
それを鳴らす それを鳴らす
変わりない日々をひたすら消費
縫い繋ぐ僕らのアイデア
冴えない詩の如何様ストーリー
それを鳴らす それを鳴らす
何もなかったように生活や世界が続く中で音楽をやるとはどういうことかの宣言だと思って聴いていて、マジで好き過ぎる。
更にもう一展開あるのも嬉しすぎる。
息を吸って 生命を食べて
排泄するだけの
猿じゃないと言えるかい?
です。
アルバム一曲目がこれというのもマジでかっこいいですね。
toulavi - 避雷針
EP『神殿』から。全曲マジやばいのであれですが、個人的にはこれが一番好きです。神聖さ(?)を感じるオルガン(?)のリフからノイズになってキックが入ってくる展開マジでかっこいい。全体的にミチミチした(?)音像がめちゃくちゃかっこいい。あとジャケットがマジでかっこいい。
2023に出たアルバムも最高でした。
gyrofield, latesleeper - Wake Up Slap
footworkにハマってるときにめちゃくちゃ聴きました。あんまり言いたいことがなく、とにかくかっこいい。
A面(?)のこっちもマジかっこいい。
広瀬香美 - Groovy!
名曲すぎワロタ。定期的にJersy Clubを聴きたくなる時期があり、これを良く聴いていて、そういや原曲あんま聴いたことないなとなって聴いてみたらハマった感じです。
サビメロ、移動ドで言う「ラシド」でほぼ押し通していて凄い。このくらい繰り返しゴリ押す曲作ってみたいです。
「単調な日常 通常な感情 守らなくちゃダメなこと いつもある」👈
「同情な現状 頑丈な友情 動かなくちゃダメな時 いつもある」👈
宝鐘マリン,Yunomi - Unison
2021年リリース当時に聴いた時は「何か足りなくね(笑)」みたいなことを思いスルーしたんですが、今年聴き直したらめちゃくちゃかっこよく聴こえてたまげました。とにかくドライでコード成分が少ないこの感じ、なんでかっこいいのかと言われればよくわからないけどとにかくかっこいい。
MOROHA - 革命
名前は知ってたけど聴いてなかった曲。
ランジャタイのこれが流れてきておもしろかったので元ネタ(?)も聴くか~と聴いたところ普通にくらっちゃった。
Inu_wanwanwan - ナチュラルに恋して(限界)
『Perfume - ナチュラルに恋して』のパ音柴田さんによるカバー。軽快なギターポップ(?)。柴田さんの声普通に良すぎるのでもっと歌って欲しいかも。
おわり
終わりです。例年通り最後に向かうにつれて疲れて雑になってしまった感がありますが、世に公開する方が重要ということで。
一年全部振り返るの大変なので、今年は月一で振り返り記事書きたいと思っています(できるかな?)。書いてなかったら書けよと脅していただけると助かります。
これでやっと2024年を始められる、かと思いきや皆さんの2023年おすすめ曲を巡回する必要があり、早く2024年を始めたいし、一生2023年に居続けたい。
プレイリストなど
best10+10+10
2023best10(2023リリース) - playlist by kosamega | Spotify
2023best10(2023より前リリース) - playlist by kosamega | Spotify
2023best10(2023リリース合成音声) - playlist by kosamega | Spotify
制限なし
2023best(2023年リリース) - playlist by kosamega | Spotify
2023best(2023より前リリース) - playlist by kosamega | Spotify
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